“「防水対応」が当たり前となりつつある昨今のスマホ “

「防水対応」が当たり前となりつつある昨今のスマホですが、しかし、このスマホの防水性能を示す「IPX5/7(防水規格)」は、お湯に対しての防水は想定されていないことに注意しましょう。パンフレットなどにも小さく書いてある「IPX5/7」。最近発売されている防水スマホは、おそらくすべて「IPX5/7」になっています。これは、IPX5とIPX7と言う防水規格をクリアしていますという意味なのですが、両者はまったく別の意味を持つ防水規格となっています。IPX5とはあらゆる方向から水を噴射されても、また、水に濡れても大丈夫であることを示す規格(防噴流形、第5等級と言われる規格)(内径6.3mmのホースを用いて)約3mの距離から約12.5リットル/分の水を3分以上注水する条件で、あらゆる方向からの水を浴びても、電話機としての性能を保持できることを示しているのです。IPX7とは、水深1mくらいであれば、水没させても大丈夫であることを示す規格です。(防浸形、第7等級と言われる規格)常温で水道水、かつ静水の水深1mの水槽に電話機本体を静かに沈め、約30分間水底に放置しても、電話機本体内部に浸水がなく、電話機としての性能を保持できることを示しています。ただ、「IPX5/7」は、あくまで常温の真水・水道水において有効な 防水規格であり、それ以外は非対応、非推奨となっているのです。「IPX5/7」で非対応、非推奨となる例では、お湯や冷水など、常温以外の水で、常温(5℃~35℃)の真水・水道水にのみ対応しているのです。

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