実は縁深く…ポケモンGO活用案、京都市・全職員から募る

スマートフォン向けゲームアプリ「ポケモンGO」などの位置情報ゲームの活用策を考えるため、京都市は30日、課長級以上の職員で構成したプロジェクトチーム(PT)を発足させました。観光振興だけでなく、教育やまちづくり、健康・福祉など市の施策と組み合わせた活用のアイデアを市職員全員から募ったのです。10月まで具体的活用案をまとめて、ポケモンゲームを開発した「ナイアンティック」に提案します。PT発足は、同社日本法人の村井説人社長が今月12日に市役所に門川大作市長を表敬したことがきっかけとなりました。岩手、宮城、福島、熊本の震災・地震被災4県や神奈川県横須賀市など全国の自治体が活用に取り組み始めたことから、京都市も動きを本格化させました。ポケモンGOと京都は縁が深く、米国の同社のジョン・ハンケCEOがポケモンGOの基となったゲーム「イングレス」開発の着想を、京都の庭園を見ながら得たといいます。このため、市内の「ポケストップ」(ゲーム上の地図に表示されるポイント地点)は全国有数となっているのです。30日の第1回会合には市長部局と市教育委員会から9人の課長が出席しました。市総合企画局の藤原正行局長は「大きな可能性を持ったゲーム。各局の想像力を総動員してほしい」と期待感を示していました。

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